糖尿病と血糖値 糖尿病と血糖値 糖尿病と血糖値
 

糖尿病の合併症(足)


 
糖尿病の合併症(眼) 糖尿病の合併症(腎臓) 糖尿病の合併症(神経) 糖尿病の合併症(足)
合併症(足)

糖尿病の合併症は、大きく3つに分類することができ、その中の1つに糖尿病性神障害症というものがあります。 糖尿病の合併症の場合、主に神経障害は末梢神経の障害とされています。末梢とは、先端と言葉に置き換えると理解されやすいと思います。 人間の体で表すと、手足ですが、先端ですので手の指先、足の指先という方が適切です。そこで、今回は糖尿病に合併する足の病変について、 ご説明をさせて頂きたいと思います。

 

糖尿病に関連した足の病変については、まず糖尿病の疾患を通じた知識が必要となります。糖尿病の方は、血液の中の糖、 いわゆる血糖が細胞の中に引き込むことができません。つまり、糖をエネルギーとして活用できないために、血管の中に流れている血液はドロドロな状態ですから、 先端に栄養を運ぶということが困難になります。足の指先は、人間の組織の先端にあたりますから、血液がドロドロであるとそこまで、血液を届けることができません。

 

このように糖尿病性神経障害は、血液の循環に関与しています。高速道路のように渋滞があっても、ある程度の時間が経過すれば、渋滞は解消されます。 しかしながら、下町のような場所で、高速道路のような渋滞が起きた場合はどうでしょうか。下町でも道路は設備されていますが、自動車の台数の多さには、さすがにかないません。 下町の目的地まで向かうために、さまざまな細い道を探しては進みますが、渋滞は解消されず、事故を起こしたり、あるいは諦める方もいらっしゃることでしょう。

 

糖尿病の足の病変も下町の道と自動車の台数と同じように、細い血管の糖の多さから、血管が狭窄したり、あるいはつまってしまったりと、 目的地まで血液が届けられないという現象が起きているということです。つまり、机の端に足の小指をぶつけてしまっても、神経の障害があることによって痛みに対して鈍感になり、 外傷を放置することによって感染をおこすなどの二次的な障害を招いてしまいます。その結果、足を切断せざるを得ないという方も臨床では多くいらっしゃいます。