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糖尿病の合併症(腎臓)


 
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合併症(腎臓)

糖尿病の合併症は、大きく3つに分類することができます。その中の1つに糖尿病性腎症というものがあります。
腎とは腎臓のことで、体の中で尿を作っている部分になります。もちろん、腎臓には動脈がつながっており、体の血液の中の有害な毒素を外に出すために濾過して、 尿管をつたって尿を膀胱にためておき、尿道より体外に尿として出します。また腎臓はビタミンDを活性化して骨を丈夫にしたり、 血液に含まれる大切な赤血球をつくためのホルモンを出したりしています。それでは、なぜ糖尿病は腎臓に合併症を引き起こしてしまうのでしょうか。 今回は、糖尿病と腎臓に関してのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

まずは腎臓の構造からご説明したいと思います。腎臓は尿を作る臓器として有名ですが、どのように尿をつくるのかご存知でしょうか。 もちろん、腎動脈という太い血管があるのは間違いないですが、その先にはとても細い血管が集合しています。
たとえば、毛糸玉をイメージして見ると、一見、丸いかたまりとして確認できますが、糸をほどいてみると、細い糸のかたまりから構成されていることがわかります。 このように腎臓には、ネフロンという細い血管のかたまりが、約100万個存在しています。

 

糖尿病は、血液の中の糖、いわゆる血糖が細胞の中に引き込めず、エネルギーとして活用できないために、血管の中に流れている血液はドロドロです。 つまり、腎臓のネフロンの細かな血管に血液を届けづらい状態にあるということです。したがって、腎臓は尿をつくりづらくなるということですから、 有害な物質が体の外に排出できない状態になります。糖尿病の方は、腎機能が悪くなるということはこのようなことが考えられるでしょう。特にカリウムの排出に関しては、 尿:便で9:1とされていますから、尿がつくられないとカリウムを体の外に出すことができません。つまり、高カリウム血症となり、心室細動という致死性不整脈に発展し、 死に至ることさえあります。