糖尿病と血糖値 糖尿病と血糖値 糖尿病と血糖値
 

HbA1cとは


 
AGEとは 血糖指数GIとは HbA1cとは
HbA1cとは

現代社会では、生活習慣病が増加してきている時代とされていることから、さまざまな疾患が注目されてきています。 その中の1つに糖尿病が挙げられていますが、糖尿病の中でもHbA1cという項目を耳にすることは多いのではないでしょうか。 今回はこのHbA1cという項目について、ご説明をさせて頂きたいと思います。

 

まずは読み方ですが、HbA1cを「ヘモグロビンエーワンシー」と読みます。そこでヘモグロビンという言葉が出てきましたが、 小学校くらいに授業で学習した記憶はございませんでしょうか。一般的にヘモグロビンは、酸素と結合して酸素の運搬をする働きを担っています。 しかしながら、ヘモグロビンはマルチな細胞で、酸素だけではなく、ブトウ糖にも結合します。もちろん、ヘモグロビンはブドウ糖が多ければ多いほど、 結合していきます。つまり、HbA1cは、ヘモグロビンとブドウ糖が結合したものということですね。

 

それでは、なぜHbA1cの検査値が必要なのでしょうか。現在の血糖値が測定できるわけですから、HbA1cの値をあえて把握する必要はない、 そう思われる方もいらっしゃることでしょう。しかしながら、HbA1cの値は、約1ヶ月〜2ヶ月前の血糖状態を表してくれます。 これは何を意味しているのかというと、ご自分の血糖値が日常生活でどれほど高い状態であったのか、という情報を把握できるということです。

 

またHbA1cは、日内変動が加わって測定する血糖値よりも、正確な血糖値を教えてくれる貴重な情報にもなります。HbA1cの具体的な数値としては、 5.8%をボーダーラインとしており、それを上回ると血糖のコントロールが不良であることが推測されます。

 

このようにHbA1cは、糖尿病の方にとって大切な指標になります。この指標があることで、糖尿病の方に対してのケアは変わってきますし、合併症の予防も可能となります。 臨床現場でも、日々の血糖測定の必要性を感じながら、HbA1cの項目の重要性も同時に感じています。この指標があることで1人でも多くの方が関心を持ち、 生活習慣病を改善できることを願っています。